R/Pythonで計量政治学入門

作者

土井翔平

公開

2024年4月17日

はじめに

RPythonを用いて、(主として政治に関する)データ分析を行うために必要な基本的知識や技術を学びます。

  • 正直なところ、ChatGPTやOpen Interpreterを使えばいいような気はしますし、もっとよいサイトはたくさんあります。

執筆者の土井翔平は北海道大学公共政策大学院および法学部・大学院法学研究科で国際関係論の研究と教育に従事しています。データ分析やプログラミングの専門家ではありません。

  • 計量「政治学」とありますが、執筆者の専門の都合で政治に関する題材が多いという意味でしかありません。政治以外の社会科学を専門とする方にも役に立つ内容のはずです。
  • 一橋大学で担当していた「国際政治の計量分析I」がベースとなっています(講義スライド

本当は昔のバージョンの内容が古くなったために消したかったのですが、ありがたいことに何人かの方にご覧になっていると言われたので、改稿しました。昔のバージョンは暫定的にこちらに避難させています。

RとPythonのどちらを使えばいいのかは初学者が最初に直面する問題かもしれません。結論から言えば「どちらでもよい」と言っていいと思います。

データ分析の基本的な部分はどちらの言語でも実行可能です。より高度な分析を行う場合はそれぞれ得手不得手がありますが、そこに至るまでにR/Pythonを学習していれば、もう一方も簡単に学ぶことができると思います。

したがって、最初は自身の直感に従ったり、それぞれ触ってみて使いやすいと思った方を選んだりすればよいかと思います。RとPythonの(実用上の)違いを強いて言うならば、政治学などではRが比較的使われており、機械学習(人工知能)ではPythonが使われているという違いはあります。

参考にすべきサイト

インターネット上では多くの参考にすべきサイト・資料があります。